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のんのんびより すーぱーりぴーと 第1話(その2)

【002】

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翌朝。

姉の一穂がまだ寝ている頃、れんげは布団をキレイにたたんで、すでに起きていた。

後ろに写っている机は、おそらくれんげの机だと思うのだが、とても整理整頓されている。

そして布団のたたみ方といい、キレイ好きというか、きちんとした性格を持ち合わせていることが伺える。

それにしても、姉、いい感じの寝相の悪さである。

 

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洗面所。

水をジャーっと流しながら顔を洗うれんげ。

そこへもう一人の姉、ひかげがやってきた。

 

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「あれ? れんげ、もう起きてきたんだ」

そう聞かれたれんげはタオルで顔を拭きながら答えた。

 

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 「起きたのん」

なぜかランドセルを背負っているれんげ。

そこへすかさずひかげの指摘が入る。

 

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「なんでランドセル背負ってんの?」

見たままの感想を述べるひかげ。

ところで、ひかげの服に書いてある英文字。

『CHEER』と書いてあるのだが、英語が苦手な僕には意味がわからないので調べてみた。

 

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CHEERとは『歓声』という意味であるらしい。

まあ、外国人から見たら「プププ (笑) 君、大丈夫? その意味わかって着てんの?」みたいなのは結構あると思う。

 

というわけで、話を戻そう。

ひかげの「なぜランドセルを背負っているのか?」という問いに対して、「ふう」とひと息つきながらタオルを置くと、れんげはこう答えた。

 

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「ランドセルは背負うものなん! 頭にかぶるのはマナー違反なん!」

正論である。

確かにランドセルを頭にかぶっているような小学生は、たいていマナーとは程遠い場所にいる気がする。

そんなれんげの正論に、しかし、ひかげはすかさず反論した。

「そーいう意味じゃないから・・・」

 

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さて、身支度を終えたれんげたちは、食卓で朝食をとりはじめた。

手作り感あふれるいちごジャムである。

きっと愛情もたっぷりこもっているんだろうなあ。

そんなわけで、れんげとひかげが朝食をとっていると、タッタッタッタ足音が聞こえてきた。

 

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「行ってきまーす」

そう言いながら慌てて出かける一穂。

その姿を見たひかげは「あー、今日もギリギリだねえ・・・」 と言って、食パンにかじりついた。

 

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「うまっ! いちごたっぷり!」

と、感想を述べるひかげに対し、れんげはこんな情報を告げたのである。

「昨日ねぇねぇが作ってたジャムなん」

この情報を聞いたことで、ひかげのいちごジャムに対する美味さは倍増したことであろう。

なぜなら、姉の愛情がこもっていることを知ったからだ。

(そっか〜、姉ちゃんの愛情がこもってるジャムだったのか〜。なるほどな〜、うまいわけだ!)

そんなことを思っていたに違いない。

 

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「ごちそうさまでした!」

朝食を終えたれんげはそう言った。

この『ごちそうさまでした』というセリフ、偉いよね!

だって大人でもなかなか言わないでしょ。本当れんちょんを見習ってほしいものだよ。

てゆーか、僕自身も見習わなくちゃな。

そんなわけで、朝食を終えたれんげは「じゃあ言ってくるん!」と言い、椅子から降りると、それに対してひかげがこう言った。

 

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「行ってくるんて、どこへ?」

「小学校なん」

「入学式は明日だよ?」

そう言って、れんげに問いかけるひかげ。

その表情はまるで、

(おいおい、お嬢さん。なにを寝ぼけたことを言っているんだい? そんなんじゃ学校生活という荒波に、簡単に呑まれちまうぜ!)

そう言わんばかりのひかげであった。

しかし、れんげは寝ぼけてなどいない。

 

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「小学校へ通う練習なん!」

そう、れんげは準備を欠かさない女なのである。

 

 

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最後まで読んでくれてありがとにゃん!

よかったら、また遊びに来てにゃ〜!