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魑魅魍魎とは

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刹那(せつな)

「やっほー! 時雨!」

 

時雨(しぐれ)

「これはこれは刹那さん、どうしたんですか? まさか私の顔が見たくて会いに来た——なんて言いませんよね?」

 

刹那

「いや、そのまさかだよ。たまにはあんたの顔を見たいなあ。会いたいなあ。なんて思ってね」

 

時雨

「へえ、それは光栄ですね。ま、冗談はさておき、何か用があって来たんですよね?」

 

刹那

「まあね! 実はさ、ちょっと聞きたいことがあって——『魑魅魍魎(ちみもうりょう)』って言葉の意味が知りたくてさ」

 

時雨

「ほう、魑魅魍魎ですか」

 

刹那

「なんとなくイメージはできるんだけどさ、もっと具体的にどうなのかなと思って」

 

時雨

「なるほど。ちなみに、どんなイメージを持ってるんですか?」

 

刹那

「んー、まあ妖怪とか……そんな感じかな」

 

時雨

「ふむ。ま、私も同じような認識ですけどね——じゃあ具体的にどんな意味なのか調べてみましょうか」

 

刹那

「うん、よろしく頼むよ」

 

時雨

「……えっとですね、調べによると、化け物や怪物、妖怪という認識でいいみたいですよ。『魑魅』は山林の気から生じる山の化け物で、『魍魎』は川の気から生じる水の化け物——つまり人に害を与える化け物の総称だそうです」

 

刹那

「へえ、化け物の総称ねえ」

 

時雨

「それと人に害を与えるということで、私欲のために悪だくみをする者の例えとしても表すみたいですね」

 

刹那

「ほっほー、悪だくみねえ……じゃあ職権乱用しまくる悪い政治家とかを『まるで魑魅魍魎だな』みたいな感じで使うんだな」

 

時雨

「まあそんな感じじゃないですかね」

 

刹那

「なるほど。勉強になったわ」

 

時雨

「そうですね」

 

刹那

「あれ? そういえば前髪切った?」

 

時雨

「切ってないです」

 

刹那

「あ、そう——じゃあ、ありがとね!」

 

時雨

「どういたしまして」