魑魅魍魎(ちみもうりょう)とは
「よう、ひよこ。どうだ最近は?」
「最近はナルトを見てるんだよね」
「ニャルト?」
「ニャルトじゃなくて、ナルト疾風伝だよ」
「ああ、ニャルト疾風伝か。知ってるにゃん、忍者のやつだろ?」
「結局ナルトって言えないんだね・・・」
「ところで、ひよこ。『魑魅魍魎』って言葉知ってるか?」
「うん、知ってるよ」
「どんな意味の言葉にゃんだ?」
「まあ、簡単に言うと『化け物』とか『怪物』って意味だね」
「へえ、化け物ねえ」
「魑魅魍魎の『魑魅』は山林の気から生じる山の化け物で、『魍魎』は川の気から生じる水の化け物なわけ。つまり、人に害を与える化け物の総称なんだね」
「へえ、そうにゃんだあ」
「それと、人に害を与えるってことで、私欲のために悪だくみをする者の例えとしても表すことができるんだよ」
「じゃあ職権乱用しまくる悪い政治家とかを『まるで魑魅魍魎だにゃ』みたいな感じで使うってことかにゃ?」
「まあ、そんな感じ」
「にゃるほどにゃあ。それにしても、ひよこ。お前はニャンでも知ってるにゃあ」
「ニャンでもは知らないよ、知ってることだけだね」
「あれ? にゃんかそのセリフ、どっかで聞いたことある気がするのにゃ」
「きっと気のせいだよ」
「そ、そうかにゃあ? でもまあ、お前が言うならきっとそうなんだろうにゃ」
「じゃあウチはナルトが見たいから、もう帰るね!」
「おう、ありがとにゃあ」